Python

matplotlibを使って計算時間をプロットしてみた

matplotlibを使って、JavaのHashSetとArrayListのcontainsの実行速度を測った結果を図にしました。loglogグラフなので、ArrayListはO(N)でHashSetはO(1)でしょうか。測定方法とテストの詳細は「実装パターン」の付録Aに載っています。 使ったデータ N 1 10 1…

xhr2でバイナリデータを送信するテスト

xhr2でバイナリデータを送信するテストです。ボタンをクリックするとクライアントから3バイトの情報がArrayBufferで送られます。それを(wsgi)サーバーがバイナリとして受け取り、それをそのままクライアントに送り返します。クライアント側で受け取った3バイ…

testモジュールのtest_supportを使えば、重いテストが一目瞭然

unittest.mainをテストランナーに使うと、途中経過では'.'が書き込まれるだけで、どこのテストの実行で詰まっているのか、よくわかりません。test_support.run_unittestはテストクラスの登録は手動にはなりますが、現在実行中のテストメソッドが何なのか知ら…

assertはOオプションでスキップされる

知ってました?多分知らないのは恥ずかしいことだと思いますが、知りませんでした。 # assert.py #!/usr/bin/env python2.7 assert(0) print 'skiped assert(0)' を使って、実験してみます。 $ python assert.py Traceback (most recent call last): File "a…

テストケースのロードを自動化した

テストコードを今まで個別に実行してましたが、ファイルが増えてきた(20くらい)ので、メタクラス(TestMeta)を使って、テストケースを自動で集めて一度にすべてalltests.pyで実行するようにしました。 #!/usr/bin/env python2.7 # alltests.py from test impo…

python2.7にしたらunittestにskipが追加されてた

どういうときにテストはスキップすべきでしょうか。多分、pythonのバージョンだとか、OSによって分けるのに使うことは悪いことではないと思います。今回ぼくがskipした理由は、単にすぐに解決できそうにないからというものでした。解決しないからといって、…

もしpythonにyieldを埋め込む関数があると

以前、コルーチン化することで関数のテストのしやすさが上がるんじゃないかと考えたことがあります。そのときはpythonでyieldを使っていたのですが、テストのためだけにyieldを入れることはまずありえないです。替りにコメント中のyieldを実行する関数YIELD…

3-SATを解く乱択アルゴリズムを実装してみた

数学ガール-乱択アルゴリズム-の9章にある3-SATを解く乱択アルゴリズムをPythonで実装してみました。p336の強正美優問題は正しく計算できるところまで確認しました(テストではupdateとbf_three_satを使ってます)。ラウンドあたりの成功率が妥当かどうか調べ…

dotcloudを使ってみた

一つ前の記事で紹介した"Tour of BASIC"をdotcloud上にアップしてみました。 使い方については動画を見たら分かるかと思うので、再掲しておきます。 動画: url:http://hellobasic-nnabeyang.dotcloud.com/index.html

Basic言語のインタプリタのwebuiを作ってみた

こんな感じです。 とは言っても"Tour of Go"をいじってGoの代わりにPLYに入ってたBASIC言語を実行するように変えただけなんですけれども(serverもpythonに変えた)。

PLYの中にBASIC処理系が入ってた

PLYはPython製のlexer,yaccなんですが、その中のexampleとしてBASIC処理系が入っていました。BASIC言語はさわった事が無かったので、次のようなシェルを作って遊んでみました。一応、viとも連携してファイルを編集(edit_ fpath)、削除(rm fpath)、そしてBASI…

cmdモジュールでファイルパスを補完(readline)

コマンドラインツールを作るとき、外部ファイルを読みだしてゴニョゴニョすることが多々あるかと思いますが、そんなとき、ファイルパスを補完するように書かないと、正直使えません。Pythonのcmd.Cmdを継承すると、そういうことが簡単にできます。そういうこ…

wsgiで静的ファイルを扱うサーバーを書く

タイトルの通り、SimpleHTTPServerのように動くwsgi的なアプリケーションを書きました。HTTPRequestHandlerの部分が少し癖があるので、標準のハンドラではこのアプリケーションは動かないと思います。あとはエラー処理もしていないですね。 #!/usr/bin/env p…

webブラウザからのリクエストを書き出す

前回書いたHTTPRequestHandlerのhandleメソッドを次のように書き直して、ブラウザから送られてくるリクエストを調べるツール?を作ってみました。JavaScriptの場合とかも試してみたいとも思いますが、今回はHTMLのフォームからPOSTメソッドでリクエストを送…

HTTPリクエストハンドラ:ディレクトリ一覧

HTTPリクエストハンドラにディレクトリ一覧機能だけ追加 import StringIO .. def send_head(self): path = "." + self.path if os.path.isdir(path): return self.list_directory(path) .. def list_directory(self, path): f = StringIO.StringIO() f.write…

HTTPリクエストハンドラを書く

PythonのSimpleHTTPServerはクライアントからのreqestを受け取るとそれをRequestHandlerClassに渡してインスタンス化します。これはSocketServerモジュール中のBaseServerを見ると分かります。 def finish_request(self, request, client_address): """Finis…

HTTPリクエストのモックを作る

SimpleHTTPRequestHandlerを利用してHTTPリクエストのモック(MockConnection)を作りました。というのはたぶん奇妙な言い方で、SimpleHTTPRequestHandlerの動作を確認してみました。 #!/usr/bin/env python2.6 import unittest from test import test_support…

rangeの文字版c_rangeを書いた(binasciiの使用例)

Python Learners!で教えて貰ったのですが、rubyだと"('!' .. '?').each{ |e| print e, ' ' }"で、"! \ " # $ % & ' ( ) * + , - . / 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 : ; ?"を書きだすことができるんだとか。rubyは数字も文字の場合も扱えるのでPythonのrangeより賢いじ…

PySQLite(2)

読み書き部分は完成しました。モジュールとして使うときは、次のように使います。 #!/usr/bin/env python2.6 # -*- coding: utf-8 -*- import unittest import os from pysql import * class DBTests(unittest.TestCase): def test_create_table(self): if o…

sqliteのデータベースファイルを読み込む(3)[LIMITの実装]

前回のソースコードにDBクラスを追加しました。LIMIT offset, limit句はcursorをoffsetまで進めて、limit回値を返します。つまりoffset回だけ、cursorを動かすことになるので、offsetを設定してもそれだけのコストはかかります。また、cursorのレベルで見れ…

sqliteのデータベースファイルを読み込む(2)

sqliteのdbファイルを読み込むpythonスクリプトを書いています。読み込むことがある程度できるようになったら、書き込みもできるようにもしたいです。前回から変わったところはselect文みたいにカラムを指定する(現在は何番目のカラムかを数字で指定する)こ…

sqliteのデータベースファイルを読み込む

前回から大きく変わったところはないですが、sqlite_master以外のテーブルも読み込むように変更しました。以前のようにデータベースファイルだけ指定すると、sqlite_masterのレコードが標準出力されます。 $./select.py test.db (1, 'table', 'Products', 'P…

sqlite_masterの中身を読み込む(2)

前回のものはページタイプ(INTKEY|LEAF_DATA|LEAF)のときのみ読み込めるスクリプトでしたが、ページタイプが(INTKEY|LEAF_DATA)のときも読み込めるように変更しました。例えばtracのデータベースファイルを読み込んでみると、次のように表示されます。 rowid…

bitstringを使ってみた

$ sqlite3 test.db SQLite version 3.7.7.1 2011-06-28 17:39:05 Enter ".help" for instructions Enter SQL statements terminated with a ";" sqlite> CREATE TABLE Products(name text, price integer, locale text); sqlite> CREATE TABLE People(name t…

Insertion Sort

SQLiteのソースコードリーディングしているのですが、ぼくはソート・アルゴリズムについてあまり勉強したことがないので、アルゴリズムのところでいちいち躓いています。SQLiteで使われているアルゴリズムは本にも載っているような古典アルゴリズムがほとん…

マージソート(SQLite)

アルゴリズムの名前が分からないのですが、途中でマージは使われているのでマージソートの一種でしょうか。ぼくが見ているSQLiteのままのコード(pcache.cの457行目-のpcacheMergeDirtyListがmergeに、pcacheSortDirtyListがsortに対応します)だと一緒にする…

N-WAY MERGE の実装(2)

"ORDER BY"のときにSQLite中で動いているsort関数について調べているのですが、前回のは少しinputと結果が違っているようで、実はこんなのだと今のところ思っています。やっていることはcountの大きさのトーナメントを用意して、inputの配列の0-(count-1)成…

N-WAY MERGEの実装

SQLiteの中のソート関数(ORDER BYを書いたときに内部で動く関数)を読んでいたら、複数のソートされた配列をマージしていたので、それをpythonに焼き直してみました。アルゴリズムとしては、各配列の第0要素をエントリして、一番小さな数を決めるのにトーナメ…

ワークフローを正規表現で制御する案

簡単なワークフローは状態遷移図で表すことができます(簡単でなくても気力があればできるけど)。それならば、ワークフローの設定を有限オートマトンでやれば良いんじゃないのかなと思って、ちょっと書いてみました。すぐ下にあるテストコードの一番下にあ…

trac-adminにコマンドを追加する

tracはweb uiだけでなく、CLIもtrac-adminという名前で提供しています。CLIのコマンドはメインプログラム内で制御されているケースが多いと思いますが、それではcoreを弄らずにコマンドを追加することができなくなります。tracの場合、trac-adminはコマンド…