不偏分散のバラつきのシミュレーション
標本の大きさnの不偏分散のバラつきは、(n-1)(不偏分散)/(母分散)が理論的に自由度(n-1)のカイ二乗分布に従うことから分かります。ここではR言語で、そのことをシミュレーションで確かめる方法を紹介します。
まずtest_chi2.Rというスクリプトを書きます。これはn=10の(n-1)(不偏分散)/(母分散)を10000回計算した結果をvarsに記録しています。
#test_chi2.R size = 10000 vars <- numeric(length=size) sigma <- 10 for(i in 1:size) { sample <- rnorm(n=10, mean=50, sd=sigma) mu <- mean(sample) vars[i] <- sum(((sample - mu)/sigma)^2) }
これをRのコンソールから呼び出して、グラフを書かせます。
> png("sample_chisq.png") > hist(vars, probability=TRUE) > curve(dchisq(x, 9), add=TRUE) > dev.off()
結果は次のようになります。