2011-01-01から1年間の記事一覧

64ビット整数を8ビット配列に格納

(uint64_t)64ビット整数を(uint8_t)8ビット配列に格納する際、8成分必要です。番兵を入れれば9成分でしょうか。同じ最大9成分でも、それぞれの成分の1ビット分を次があるかどうかを示すフラグにする方法も考えられます。メリットとしては、成分が少ないとき…

変数 = (式, 値); assert(値 == 変数);

C言語の文法にこんなのあったかなぁ.. #include <assert.h> #include <string.h> #define getVarint(p, v) (*(p+1) & 0xff)? (*v = *p, 1): get_varint(p, v) unsigned get_varint(unsigned char* p, unsigned int* v) { unsigned int a[4]; int i; assert(*p & 0xff); a[0] = *p</string.h></assert.h>…

Insertion Sort

SQLiteのソースコードリーディングしているのですが、ぼくはソート・アルゴリズムについてあまり勉強したことがないので、アルゴリズムのところでいちいち躓いています。SQLiteで使われているアルゴリズムは本にも載っているような古典アルゴリズムがほとん…

マージソート(SQLite)

アルゴリズムの名前が分からないのですが、途中でマージは使われているのでマージソートの一種でしょうか。ぼくが見ているSQLiteのままのコード(pcache.cの457行目-のpcacheMergeDirtyListがmergeに、pcacheSortDirtyListがsortに対応します)だと一緒にする…

エンディアンについてのメモ

ビッグエンディアンで記録されている数値を読み出す処理が、逆なんじゃないかと思ったら、実はx86はリトルエンディアンで記録しているということでした。本当にそうなっているのかC言語で確認しました。 #include <assert.h> #include <stdint.h> #include <string.h> int main(void) { uin</string.h></stdint.h></assert.h>…

N-WAY MERGE の実装(2)

"ORDER BY"のときにSQLite中で動いているsort関数について調べているのですが、前回のは少しinputと結果が違っているようで、実はこんなのだと今のところ思っています。やっていることはcountの大きさのトーナメントを用意して、inputの配列の0-(count-1)成…

N-WAY MERGEの実装

SQLiteの中のソート関数(ORDER BYを書いたときに内部で動く関数)を読んでいたら、複数のソートされた配列をマージしていたので、それをpythonに焼き直してみました。アルゴリズムとしては、各配列の第0要素をエントリして、一番小さな数を決めるのにトーナメ…

定義のない構造体

SQLiteを読んでるとsqlite3_stmtという構造体が名前だけ出てきます。ところが定義がどこを探してもありません。どうやらsqlite3_stmt*のような構造体はvoid*のように使えるようです。 #include <stdio.h> #include <stdlib.h> #include <string.h> #include <assert.h> typedef struct Str Str; int </assert.h></string.h></stdlib.h></stdio.h>…

Go節電プラグイン(trac):日本語化しました

setsuden4trac(490c305):日本語化のついでに、電気予報の情報も追加しましたが、ピーク時の使用率を書いてないことに気づきました。スナップショット TODO ピーク時の使用率を加える 修正しました(29d8479) APIが使えなかったときのエラー処理 速度が遅いの…

Go節電プラグイン(trac):タイムラインのアイコンを追加しました

Go節電APIを使ってtracタイムラインに電力使用量を表示するプラグイン、setsuden4trac(f2a236f...)を更新しました。今回は、電力使用量に応じてタイムラインのアイコンが青(90%未満)、黄(95%未満)、赤(95%以上)に変化するように変更しました(アイコンは関西…

ワークフローを正規表現で制御する案

簡単なワークフローは状態遷移図で表すことができます(簡単でなくても気力があればできるけど)。それならば、ワークフローの設定を有限オートマトンでやれば良いんじゃないのかなと思って、ちょっと書いてみました。すぐ下にあるテストコードの一番下にあ…

Go節電プラグイン(trac):regionを設定ファイルから読み込むように修正しました

少し前からGo節電APIを使って、tracのTL上に電力使用量を表示するプラグインを書いています。今回は、電力会社(region)をtracの設定ファイルで変更できるように修正しました。設定ファイルには [setsuden] region = tokyo を追加すれば東京電力の電力使用量…

Go節電プロジェクトのtracプラグイン

前回書いたtracプラグインを改造して、電気使用量をTimelineに載せるプラグインsetsuden4tracを書きました。Go節電プロジェクトAPIを使わせていただいています。 ソースコードはgithubからダウンロードできます。 git clone git@github.com:nnabeyang/setsud…

trac-adminにコマンドを追加する

tracはweb uiだけでなく、CLIもtrac-adminという名前で提供しています。CLIのコマンドはメインプログラム内で制御されているケースが多いと思いますが、それではcoreを弄らずにコマンドを追加することができなくなります。tracの場合、trac-adminはコマンド…

tracプラグインの書き方

trac(0.12)のプラグインを書いてみました。以下のファイルをプロジェクトディレクトリにあるpluginsにおいたら設定無しに動きます。プラグインを普通のpythonファイルで書くときにしないといけないことは、revisionを書くことと、最低1つtrac.core.Component…

propertyを継承する

まずpropertyはclassのようです。なので継承して、次のようにgetterをはじめからproperty側で定めるようなことができます。 def test_extends_property(self): class getclassname_property(property): def __init__(self): property.__init__(self, self.ge…

DFAベース正規表現エンジンを追加(Python)

前回のものにDFAを構成しながらマッチングするクラスを追加しました。 class State(object): def transfer(self, c, nlist): pass def appendTo(self, nlist): nlist.append(self) SuccessState = State() class CharState(State): def __init__(self, c): s…

NFAベースの正規表現エンジン(Python)

lexerを書いていないので、全体で100行少しです。インプットとしては正規表現をpostfix形式に変換して入力する必要があります。'a|b'の場合'ab|'といった感じです。あとは文字列の接続に'.'を使ってます。なので'abc'は'ab.c.'、'ab*c'は'ab*.c.'となります…

HTML Lexerを書いてみた

厳密にHTMLの仕様に基づいて作っているわけではないですが、htmlっぽいタグとかをトークン化するものを書きました。open_tagの後にちゃんとclose_tagがあるかとか、そういった仕事はしません。それはParserなどがする仕事としてます。標準ライブラリのHTMLPa…

Pythonでインターフェース

良い方法なのかは疑問ですが、__metaclass__を使って、メソッドの定義を強制することができます。 #!/usr/bin/env python2.6 import unittest import itertools import sys class EntryType(type): def __new__(cls, name, bases, d): interface = ('get_siz…

コンポジットオブジェクトのテスト

コンポジットオブジェクトが含むオブジェクト全てを走査して、等しいかどうか見れるような__eq__があったら、テストしやすいはずです。更に__repr__で文字列にして、どのようなオブジェクトが含まれるか確認できるともっと便利です。そのようなメソッドは実…

少ない記述量で、コンストラクタで指定するフィールドを増減させる(Python)

子クラスが独自に持つフィールドをtupleで指定すると、自動的にコンストラクタで指定できるフィールドに変化するパターンを紹介します。tupleで指定するというのは、このような感じのことです。 class Child(Parent): fields = ('child_field1', 'child_fiel…

Pythonで多重継承を禁止する

継承の仕方に制限をつけたいときもあるかと思います。そんなときはtypeを継承して自分の好きなタイプを作って、__metaclass__で指定してみましょう。多重継承の他にも、メソッドに制限をつけることもできるでしょう。(以下の例では、継承数を1にしているので…

reST記法をおぼえるためにreSTプレビュー用webサーバーを作ってみた

ぼくはreST記法をおぼえていません。だからSphinxもあまり使えません。挑戦はしましたが、毎回、コンパイルを通さないと見れないようです。こんなのC言語を知らずにC++でしかもSTLガンガンなコードを書くようなもんです。でもSphinxは使いたいと思っています…

jinja2の設計

これはjinja2の設計の紹介であり、壮大な"hello, world"の実装と見ることもできます。非常に簡略化したjinja2(=MY_jinja2)を使って、おおよその構造をソースコードで示したい(あまり日本語では説明できない)のですが、そのためにはせめてjinja2と同じように…

Pythonで読み込み専用フィールドを作る

読み込み専用のフィールドをPythonを作るとき、propertyを使う方法があると思います。しかし単純にpropertyを使うだけだと、フィールドが変更することは不可能ではありません。 def test_property(self): class A(object): def __init__(self, i): self.i = …

jinja2の簡単な原理(exec関数の使われる実例)

python製のテンプレート・エンジンjinja2がどんな処理しているのか勉強してみました。メタクラス,ジェネレーターなどpythonらしい書き方をいくつかおぼえることができました。あと、exec関数の使い方。これは、pythonらしいのか不明ですが、jinja2で具体的な…

thread/threadingモジュールを使ってエコーサーバーのテストを書く

webサーバー/クライアントを実装するとき、server/clientが正しく連携するかテストしたいかと思います。しかし、serverとclientをシングルスレッドで同時に扱うことはできないので、単純にunittestを使っただけでは完全な自動テストを書くことはできません。…

ファイル操作の練習とStringIO(3)

前回までにStringIOと同じように動作するモジュールMY_StringIOを実装するところまで話が進みました。実装自体にストーリーを付けたり、意味のあるまとめ方をするのは難しいと思うので淡々と実装を進めることにします。MY_StringIOにはまだwriteすらありませ…

ファイル操作の練習とStringIO(2)

前回ファイルIOのテストは面倒だという話をしました。それでStringIOモジュールがfileobject(open(filepath)で生成される)をエミュレートしているので、StringIOを調べようということになったと思います。StringIOモジュールの動作を知るには、ソースコード…